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士業ホームページを制作会社に依頼 vs 自作、どちらがお得か【総コストで徹底比較】

目次

はじめに

「ホームページは自作したほうが安く済むのか、制作会社に頼んだほうが結局お得なのか分からない」——開業準備中の士業の先生から、よくいただくご相談です。

この判断を「初期費用の安さ」だけで決めてしまうと、後から大きな後悔につながることがあります。なぜなら、ホームページのコストには「目に見える金銭的費用」だけでなく、「時間的コスト」「機会損失コスト」という見えにくいコストが含まれているからです。

この記事では、自作と制作会社依頼の総コストを正しく比較し、どちらがお得かを損益分岐のシミュレーションを交えて解説します。

「自作」と「制作会社依頼」の費用構造の違い

まず、両者の費用構造がどう違うのかを整理しておきましょう。

自作にかかる費用の内訳

自作と聞くと「無料」に近いイメージを持たれがちですが、実際には次のような費用が発生します。

  • サーバー・ドメイン代(年間1〜2万円程度)
  • 有料テーマ・テンプレート代(1〜3万円程度)
  • 有料プラグイン代(必要に応じて)
  • 自分の作業時間(後述する最大のコスト)

制作会社依頼にかかる費用の内訳

制作会社に依頼する場合の費用は、次のとおりです。

  • 初期制作費(20万〜80万円程度)
  • 月額運用費(1〜2万円程度)

費用相場の詳細は、士業のホームページ制作費用の相場【2026年版・業種別比較】で解説しています。

「見えないコスト」が判断を左右する

一見すると「自作のほうが安い」ように見えます。しかし、判断を左右するのは「自分の作業時間(時間的コスト)」と「集客できないことによる機会損失(機会損失コスト)」です。この2つを正しく計算しないと、本当の損得は見えてきません。

自作の総コストを「正しく」計算する

自作の本当のコストを、金銭・時間・機会損失の3つに分けて計算してみましょう。

自作の金銭的コスト

サーバー・ドメイン・テーマ・プラグインを合わせると、初年度で3〜6万円程度。これが自作の「目に見える金銭的コスト」です。確かに、制作会社依頼の初期費用よりは安く見えます。

自作の時間的コスト(最大の盲点)

ここが最大の盲点です。自作には膨大な時間がかかります。

  • WordPressのセットアップ:5〜10時間
  • デザイン・レイアウト調整:20〜40時間
  • 原稿作成:20〜30時間
  • 写真の準備・加工:5〜10時間
  • スマホ表示の調整:5〜10時間
  • SEO設定:10〜20時間

合計すると、最低でも65〜120時間。仮に時給5,000円換算なら、32万〜60万円の時間的コストが発生している計算になります。これは制作会社の初期費用と同等かそれ以上です。

税理士の自作リスクの詳細は、税理士ホームページを自作するリスクと制作会社に頼むべき理由でも解説しています。

自作の機会損失コスト

自作サイトはSEO設計やデザイン品質が不十分になりがちで、「作ったのに集客できない」状態に陥りやすいものです。

集客できないサイトは、本来得られたはずの問い合わせ・顧問契約を逃し続けます。「月1件の問い合わせ機会を逃す=年間で数十万〜数百万円の機会損失」という計算も成り立ちます。

制作会社依頼の総コストを「正しく」計算する

次に、制作会社依頼の総コストを見ていきましょう。

初期費用と月額運用費

初期費用20万〜80万円、月額運用費1〜2万円。3年間で計算すると、初期費用+(月額×36ヶ月)で、おおむね56万〜152万円程度です。月額運用費の内訳は、士業のホームページ保守費用の相場で詳しく解説しています。

得られる時間と本業集中の価値

制作会社に依頼すれば、自作にかかるはずだった65〜120時間を本業に充てられます。その時間で顧客対応・新規開拓・専門性向上に取り組めば、事務所の収益向上に直結します。

「サイト制作に費やすはずだった時間を本業に回せる」という価値は、金額換算以上に大きいものです。

集客効果による回収

プロが作ったSEO設計済みのサイトは、自作サイトよりも集客力が高くなります。「月1件の新規問い合わせ→年4件の顧問契約獲得」が実現すれば、制作費用は半年〜1年で回収できる計算になります。士業専門会社の集客ノウハウについては、ホームページ制作を士業専門会社に依頼するメリットとはもご参照ください。

損益分岐点|どちらがお得かのシミュレーション

ここまでの内容を踏まえて、ケース別にどちらがお得かをシミュレーションしてみましょう。

ケース1:時間に余裕があり集客を急がない場合

開業準備期間に十分な時間があり、Webにもある程度詳しく、集客を急がない場合は、自作も選択肢になります。時間的コストを「自己投資の勉強時間」と捉えられるなら、自作で経験を積むのも一つの方法です。

ただし、この条件に当てはまる士業は多くありません。

ケース2:本業が忙しく早く集客したい場合

開業後すぐに顧客を獲得したい・本業が忙しくサイト制作に時間を割けない場合は、制作会社依頼が圧倒的にお得です。自作に費やす100時間を本業に回し、プロが作った集客サイトで早期に問い合わせを獲得するほうが、トータルの収益は大きくなります。

大多数の士業は、このケースに該当します。

ケース3:Webスキルがあり長期運用できる場合

前職がWeb関連・デザインやSEOの実務経験がある・継続的に運用する時間を確保できる場合は、自作でも十分な成果を出せる可能性があります。

ただし、本業の士業業務とWeb運用を長期的に両立できるかは、慎重に判断する必要があります。

「お得さ」を判断する3つのチェックポイント

最後に、自分にとってどちらがお得かを判断するチェックポイントを3つ紹介します。

自分の時給で時間コストを換算する

「自作は無料」ではなく、「自分の時給 × 作業時間」で時間コストを計算しましょう。時給5,000円の士業が100時間を費やせば、50万円の時間コストです。この数字を制作費用と比較することで、本当の損得が見えてきます。

集客できないサイトは「安物買いの銭失い」

どれだけ安く作っても、集客できないサイトは意味がありません。「安く作ったが問い合わせゼロ」では、結局すべてが無駄になります。「安物買いの銭失い」を避ける視点が重要です。安すぎる制作の落とし穴は、税理士ホームページの相場を徹底解説【安すぎる制作会社に注意】でも解説しています。

3年トータルで比較する

初期費用だけでなく、3年間のトータルコスト(金銭+時間+機会損失)で比較しましょう。3年スパンで考えると、「集客できるサイトを早く持つ」ことの価値の大きさが見えてきます。

まとめ

士業ホームページの「制作会社依頼 vs 自作」をどちらがお得かで整理すると、次のとおりです。

  • 自作は「金銭的コスト」は安いが「時間的コスト」「機会損失コスト」が大きい
  • 自作の時間コストは時給換算で30万〜60万円相当になることも
  • 制作会社依頼は集客効果により半年〜1年で回収できる可能性がある
  • 時間に余裕・Webスキルがあれば自作、本業が忙しく早く集客したいなら依頼
  • 「自分の時給」「集客力」「3年トータル」で判断する

「初期費用の安さ」だけで自作を選ぶと、時間と機会損失で結局割高になるケースが多くあります。多くの士業にとっては、士業に強い制作会社に依頼するほうが、総コストでお得になります。

制作会社選びの基準は、士業のホームページ制作会社の選び方【専門家が徹底解説】で詳しく解説しています。サムライワークスの具体的なプラン・料金は、料金プランページでご確認いただけます。


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この記事を書いた人

株式会社Orfool(サムライワークス)代表。1988年生まれ、埼玉県川越市出身。早稲田大学政治経済学部在学中に起業し、2011年よりホームページ制作事業をスタート。以来15年以上にわたりWebサイト制作・運用に携わる。

税理士・行政書士・社労士など士業事務所のホームページ制作・運用サポートを手がける。「作って終わり」ではなく、問い合わせが増え続ける仕組みづくりを得意とする。

宅地建物取引士試験・行政書士試験合格。生成AIの業務活用にも精通。趣味はゴルフ。埼玉・東京エリアを中心に対応中。

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